意識高い系・低い系ともに読むべき本3選
2017年10月17日現在までに読んだことのある本の中で特に面白かったものを3つだけ選んで紹介します!
意識高い人も低い人も気ままに読んでみてください。
じゃあ、いきますーー
【1】イノベーション・オブ・ライフ
この本の著者は、かのハーバード・ビジネス・スクールでマイケル・ポーターに次ぐ看板教授であるクレイトン・クリステンセンというおっちゃんです。
まあ、誰が書いたのかなんて正直な話、よく分からんのでどうでもいいんですけど笑
(きっと本当にまじめで正確な情報を求める人は気にすると思うのですが、僕自身は著者の凄さを肌で感じることができないので気にしません笑)
僕がこの本を読んで、すごい良いなって思った点は人生において欠片の役にも立たないと思っていた経営学の知識や思考が人生をより豊かなものにする素材であると示している点です。
読む過程で自身の生活を振り返り、更にもっとこういう風に考えながら生きたい!
もっと時間の使い方を考えて、こんな習慣を持って生きたい!って思える本でした。(あまりに自制心が低い筆者はその良い習慣を長続きさせられないのですが……😱)
具体的な例をあげますね。
2年前くらいに読んだ本ですが、今でも覚えている内容があります。
それは総費用と限界費用というものです。
恐らく本書のメインテーマでもなければ本書の読者の中でもそう多くの人が気に留める項目ではないのですが、自制心に欠落が見られる僕にはとても必要な視点でしたので2年経った今でも覚えている次第であります笑
【嫌がって後回しにしてないで、ちゃっちゃとやりやがれ!!!】
では、総費用と限界費用の日常における具体例を紹介しますね。
ビジネスにおける具体例の方は実際に本書を読まれるか、想像するか、ググって調べてみてください!
大学生の日常生活に即した例にしましょう笑
成績に大きくかかわるレポートの課題が授業中に出されました。
提出期限は2週間後の授業中。
その間の2週間は何の変哲もないごく普通の、バイトやサークルに明け暮れる予定の日々。
恐らくそのレポート作成にかかる時間は5時間程度。
きっと1日だけ、サークルに顔を出さずに図書館にこもって取り掛かれば終わるでしょう。
こんな前提条件を置いて、話を進めたいと思います。
まあ、恐らくこの記事を読んでくださっている大学生の皆さん及び社会人(いるか分かりませんが)は一度は経験したことのある条件だと思います。
この条件下で取れる選択肢は2つ。
A:サークルを休んで、レポートを終わらせる。
B:サークルを休まず、2週間あるから後回しにし続ける。
恐らく、優秀なあなたはAの選択をしていると思います。
愚かな僕や皆さんの友人の1人などはBの選択を良くしてしまうのですが笑
まあ、僕がどんな人間かはさておき……
AとBがそれぞれ何を失い、それぞれ何を得てるのか明確にしてみましょう。
その為にちょっとだけ話を盛りたいと思います。
失うもの
A:サークルに行けば得られた一夜分の楽しさ(約3時間)
B:単位→一コマ90分✖15回分の時間=1350分→22.5時間
得られたはずのもの(守れたはずのもの)
A:22.5時間の自由
B:約3時間分の楽しさ
それぞれ明確になったものを見て、なんてまあBの選択肢は得られるものが少なくて失うものが多いんだろうかと、なんて愚かな選択なんだと思いますよね笑
ある程度、予測できていると思いますがAが限界費用だけで済む賢い選択肢、Bが総費用を払うことになる愚かな選択肢です。
Aの選択肢は約3時間の限界費用、つまり必要最低限払わざるを得ない費用、を払うことによって22.5時間を得ています。
Bの選択肢は約3時間の限界費用、つまり必要最低限払わざるを得ない費用、をケチって目の前の楽しさに溺れてしまい22.5時間の総費用を払わされてしまいます。
単純に計算するだけでも、19.5時間の差が生じます。
もし、Aの選択をした後にその時間を有効活用して将来の為になることをしたらAとBの差がもっと広まります。
結論として最後にまとめますと、目の前の選び易い方を選ばずにちょっとくらい我慢する方を選んだ方が後々に良くなることもあるかもよってお話です。
今回の例はレポート・単位という小規模の話でしたが、これは就活などといった大きな決断においても同じことが言えると思います。
常に決断を迫られた時は、現状況の限界費用と総費用を考えてみると自ずと選択肢は絞られるなんてこともあるかもしれませんね。
なんて、1具体例の説明に熱くなり過ぎましたが、経営学の知識がこのようによりよき人生を歩むために役立つ知恵になるというのが本書「イノベーション・オブ・ライフ」という本の趣旨です。
ぜひとも、経営学部の方に限らず、他学部の方でもわかりやすく書いてあるので読めると思いますので読んでみてください!
イノベーション・オブ・ライフ ハーバード・ビジネススクールを巣立つ君たちへ
- 作者: クレイトン・M・クリステンセン,ジェームズ・アルワース,カレン・ディロン,櫻井祐子
- 出版社/メーカー: 翔泳社
- 発売日: 2012/12/07
- メディア: 単行本
- 購入: 9人 クリック: 51回
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【2】日本3.0
そんじゃ、「イノベーション・オブ・ライフ」の次はこちら「日本3.0」の書評に移ってまいりまーす。
これの著者は東洋経済オンラインを音速で月間5500万PVのトップレイヤーのメディアへと導き、その後はNews Picksの編集長をされている佐々木紀彦さんという方です。
きっと、ご本人は僕のことなんぞ微塵も覚えていないと思いますが僕は顔を合わせたことがあります。
本書「日本3.0」は大崎店TSUTAYA店で販売されているもの限定で特別イベントへのチケットが挟まれていました。
その特別イベントに興味が沸いた僕は情報感度の高い他の大学生もそこそこ来てるんだろうなあと思い、ちょっくら行ってみました。
がしかしですよ。
実際、会場には普通のサラリーマンのおっちゃんしかいなくて笑
まあ、おっちゃんしかいないのはどうでもいいんですけど笑
内容はともかく、イベント終盤の質問タイムで唯一の学生参加者である僕が質問させていただくことができました。
その時の質問は「1流大学といわれてる大学を卒業した人がわざわざ大手企業に行く意味ってありますか?大手企業での仕事って誰でもできる内容なのだから、むしろそんな優秀な人取る必要なくないでですか?」っていう生意気極まりないものでした笑
まあ、こんなクソ情報はさておき
本題の中身の方の紹介に入りましょう。
ある程度の中身をロジカルに説明してあるものは他の要約サイトや書評ブログなどに載ってると思いますので、僕は自分の記憶を頼りになんとなくで書きます笑
くっそ簡単な内容要約としては
人口の変動や団塊世代の退職などの大きな変革の機会が計4つほど2020年に同時に起こると思われる。
この度の大きな変動は偶然の産物のように見えなくもないが、実は大きな流れの中の必然にも見える。
日本では70年から80年の周期で大きな変動を迎えている。
前回のその大きな変動は戦後であり、その前は明治維新であったそうです。
まあ、そんな大きな変動が来るから準備しましょうねって
若い人はリーダーシップ張っていきましょうねって
日本には残念ながらスタートアップとかベンチャーがそんなに期待できないから、大手企業さんがんばって変化してくださいって
お話でした。
その頑張り方というのは、
教養つけましょうねって
それぞれの器に会ったポジションにつきましょうねって
大手とベンチャーで協力してイノベーション起こしましょうねって
地方と東京で協力しましょうねって
などといったお話でした。
まあ、いつの日かベンチャー企業で働く方などに読んでいただく日の為に書いておくと
日本のベンチャーがしょぼいっていうのはそれぞれがまだ成長の軌道であり、爆発的な伸びはまだ来てないだけって思ってるでしょうし
大手企業なんて頭が固くて、動きが遅いだけって思われてるかもしれませんが
どうやら大手企業はベンチャー企業が発展してきたとき用にかなり手の込んだ打ち手を隠してるらしいですよ。
だから、ベンチャー企業に求められるのは大手が追い付けないスピードで成長し、市場シェアを獲得することです。
つまり「ブリッツスケール」が求められています。
ブリッツスケールが可能な経営能力があるなら、佐々木さんの予測を上回ることができるのかもしれませんね
単なる小金稼ぎのスモールビジネスと舐められない起業家になりたいですね。
【3】予想どおりに不合理
最後に説明する「予想通りに不合理」というこの本は「マーケティング殺し」とさえ言われる「行動経済学」に関する本です。
著者は白熱教室でもおなじみのダン・アリエリーという教授です。
行動経済学は従来の経済学のようにホモ・エコノミクス(完全情報で常に合理的で無駄のない最善の選択をする人)を前提にするのではなく、「人はそもそも非合理的である」という前提で経済や経営に関する研究をしている学問です。
それは単なる主流派経済学と異なり、心理学や社会学などの人間そのものを対象とした学問とも重なる学際的分野に位置します。
内容を詳しく書くのは少しめんどくさいので、読むか他サイトで調べてみてください笑
(これって……業務放棄にあたるのか???)
まあ、めんどくさかろうと紹介するのがこのブログの責務だと思って少しだけ書きます。
例によって、僕にとても大きな印象を与えたところだけ書きます。
【目標達成に必要なのは○○ではなく、☆☆!】
この知識は読んでくださってる画面の向こうのあなたの生活に変化をもたらす認識革命を起こすかもしません笑
心して読んでください笑
嘘です笑
気軽に読んでください笑
筆者が気ままに書いてるだけなのに、読者が気ままじゃなかったら不平等ですから。
まあ、知識といっても
タイトルに書いてあるまんまなんですけどね。
僕らって日常的に目標建てるじゃないですかー
それの達成率って画面のむこうのあなたはどうですかー?
たぶんこの達成率って自信とも直結してるんですけど、高く保ててますか?
案の定、僕は達成率2%くらいなんですけど……笑
この達成率を10倍くらいに高めてくれるのが、この認識ってことっすよ!
何かといいますと
「罰ではなく、褒美」です。
あはん
もう知ってるって?
じゃあ、もういいや笑
じゃあ、知らなかった人向けにあと少しだけ書きます。
なぜ、必要なのは罰じゃなくて褒美なのか?
自分を追い込んでストイックに努力してきた方にはもしかしたら、今までの努力をも馬鹿にされてるかに見えるかもしれませんが
そんなことはないんですよ
出来なかったらバツがあるって心理的にマイナスの感情が生まれるんですよ
出来なかった時どうしようって心配しながらやると生産性とか想像性が低くなってしまってより成功確率が下がってしまうんですよ。
逆に、成功したらどんな自分にとっていいことがある!
ってプラスのこと考えながらやると嬉しくなって創造性も生産性も上がって成功率も上がるというロジックなわけです。
あとはまあ、嫌なことと嫌なことがセットで脳に認識されてたら、脳も無意識で避けたくなりそうじゃないすか
その点、嫌なことでもうれしいこととセットだったらなんとかなるとおもいません?
たとえば、みんな大嫌いな早起きも
早起きできなかったら、その日はスマホ持ち歩き禁止っていうルールと
早起き出来たら、お昼は好きなもの食べてもいいぜっていうルールだったら
どっちのほうが早起きできそうですか?
後者の方がモチベ沸きそうですよね笑
しかも、長続きもしやすいし
だから目標建てるときは達成できなかったとき用の罰じゃなくて、達成して更にうれしいことまで起きる褒美を用意して楽しい人生送ろうじゃありませんか!!!!
予想どおりに不合理: 行動経済学が明かす「あなたがそれを選ぶわけ」 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)
- 作者: ダンアリエリー,Dan Ariely,熊谷淳子
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2013/08/23
- メディア: 文庫
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って感じで書評は以上です!
変な終わり方になりましたが、引き続きよろしくお願い致しますー
また更新するのでまた見てくださいー笑